スモールステップ ~吹雪の中の帰宅物語~

みなさんこんばんは。

KidsTech蒲田教室の秋廣です。

1週間前に降った雪もだいぶなくなりましたが、今週木曜にまた雪の予報が出ています。気をつけないとですね。

今回は1週間前の月曜日の話を書かせていただきます。

 

私は普段は125ccのバイクで通勤しています。その日も雪の予報は出ていましたが、何とかなるだろうという甘い考えで、普通にバイクで出勤しました。電車で、と思わないでもなかったのですが、帰りに絶対混雑混乱するだろうと思い電車で通勤するという選択肢は消しました。

雪は予報より早く降り始め、早くに積もり始めました。勢いも予想以上でした。

無事に子供たちの送迎を終えた後、いつもより早く帰宅させてもらえることになり、いつもより1時間早くKid’s Tech を後にしました。

そこからがサバイバル!意地でもバイクで帰路についた私は途中何度も「やめときゃよかったか!?」と自分に問う羽目になりました。

まずは雪が水分を多く含んでいたため、タイヤが滑りなかなか発進できない。激しく降っているため、メットのバイザーが雪で覆われる+自分の息でくもる→やむなくバイザーを上げると吹雪直撃で顔が痛い。そしてバイザーが緩く、すぐに下がってきてしまう。

発進時に特にタイヤが滑るため、ゆっくりゆっくり走らせ、滑ったと思ったら即座にバイクからおりて押して歩くというのを繰り返しました。

池上通りに出て、前に走っていた車が停車中のバスを避けようと少し右に出た時、そこでスリップで動けなくなってしまいました。助けに行く余裕のない私は「ごめん!」と心で思いつつ横を通り過ぎていきます。

なんとか環七に出ました。すでに車が全く動いておらず、長い長い列ができていました。車の横をゆっくりゆっくり走ったり押して歩いたりしましたが、私が環七を通ってる間、どの車も1mmも動くことはありませんでした。

その後脇道に入っていきますが、私の家までは、必ずどこかにかなり長い上り坂があります。①上った後に車通りのない細い道がある、②車はわりと通るが上り坂でカーブが多い、どちらかの選択です。

私は②を選びました。車がわりと通る故、バイクで走りやすい道ができているだろうと考えたからです。が、のぼり始めて1~2mでスリップ。何度試してもダメで、バイクに乗ったまま進むのはもう無理でした。すなわち雪の中をバイクを押して歩いていくしかないわけです。

途方に暮れました。目の前には急めの坂+カーブ。普通にバイクで走れば1~2分位しかかかりませんが、125ccの重いバイクを押していかなければならないのです。孤独な戦いの始まりです。心細さやもどかしさなどいろんな感情がありました。

4分の1ほどのぼった時に、腕も足も痛くなってきました。でも帰らなきゃいけない、帰りたい! とっさに思いついたのは、目標を作ること。

まずは5m先の電柱まで。そこに着いたら少し休憩し、次はあの建物まで。というふうに目標までの距離を近めに設定したことで達成しやすく、頑張ろうという気になりました。

半分ほどのぼって休憩していた時に老夫婦が二人で支え合いながら坂をゆっくり歩いて下ってきました。二人で歩くのもやっとなのに、私に「押しましょうか?」と声をかけてくださいました。丁寧にお断りしましたが、人の優しさにふれた時でした。

4分の3ほどのぼった時にさすがに心身共に限界を迎え、夫の助けを呼びました。そしてようやく家に到着。長い旅でした。普段の通勤時間の10倍近くの時間がかかりました。

 

今回、達成しやすい目標を作ることが有効だということを身をもって感じました。スモールステップで目標を設定すること、Kid’s Tech でも活かしていけたらと思います。

そして嬉しいことに、次の日に筋肉痛が来ました。
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