大河の一滴 もののけたちだけ~。

みなさんこんばんは

KidsTech蒲田教室の瀧川です。

私は、普段から「今」と言う時間と「1」と言う数字を大事にしようと心掛けています。

それは、「過去」と言う変えられない時間を悔やんでも仕方ないことですし、「未来」は「今」の積み重ねで出来てゆくものだからです。「今」を大事にすることが、現在・過去・未来を大事にすることだと思っています。

また、「1」を大事にすることは、総ての始まりを大事にすることになるからです。千里の道も一歩から、総ての事は、最初の「1」や「はじめの一歩」がないと始まらないからです。

この歳になると、とにかく踏み出す事が大切なのだと痛感致します。

話は変わりますが、私は時々京都の旅に出掛けます。

京都は1200年もの都の歴史があり、日本の文化の殆どが、この小さな盆地から生まれています。現在何気なく使っている言葉や習慣。教科書に載っている事件や遺跡が、通りすがりの草むらに眠っています。

ある時京都の町の中心を流れる鴨川の最初の「一滴」が見たくなり、京都の北にある岩殿山 志明院を訪れました。京都市内から40分くらい車を運転して着く、観光地化されていない古びたお寺です。

撮影も許されない寺院には草も生え、階段は苔むしており凛とした空気が張りつめる神聖な場所です。

鴨川の「一滴」を生む、岩の亀裂のような洞窟に至るには、ガタガタに崩れた苔で滑る階段を15分程登らねばなりません。

龍が降りたと言う場所には一筋の水が落ち、仙人がいる気配すらあります。

そうそうこの寺は、作家の司馬遼太郎が新聞記者時代に泊まったおりに、今で言うならポルター現象のような不思議な体験をした場所だそうです。

その時の話を司馬遼太郎は、宮崎駿にした事がきっかけで、「もののけ姫」が生まれたのだそうです。「もののけ姫」の舞台は屋久島ですが、原案が生まれたのは志明院だったわけです。

鴨川の「最初の一滴」に誘う階段は、「もののけ姫」の中にに出てくるガイコツのような、木の妖精「こだま」のいる森の景色です。

足元を気にして進む私の前に、突然杖をついた白髪の老婆が現れました。

「出た」と思いましたが、夢じゃありません。本当のおばあちゃんです。話を聞けば83才とのこと。怖いのは、息切れもせず私と同じペースで階段を登り降りします。

鴨川の源流の「一滴」もさることながら、このお婆さんの体力も一朝一夕に付くものではなく、子供の頃からの「1」の積み重ね、精進の賜物なのだろうと感心しました。

小さな努力の積み重ねは、天才的な才能をも上回ると言います。

登所されているお子様たちは、既に人生の一歩二歩も踏み出しているのですが、私たちの力が新たな「一歩」。その「次の一歩」の踏み出しに協力できれば幸いです。

京都志明院の龍神さま、子供たちにも私にもパワーを下さい。

 

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