カッコウの巣の上で・・・

みなさんこんばんは

KidsTech蒲田教室の瀧川正章です。

今日 カッコウの声で目を覚ました。山梨の富士山麓で暮らしていた頃は 夏の近づく早朝に よく聴いた声だ。カッコウの声は種まきの合図と言われていた。カッコウは高原の鳥と思っていたので 東京で目覚まし替わりに聞くなんて なんと贅沢なことか・・・。

日本に夏を告げるカッコウは 5月に日本に飛来して7月末までに繁殖期を迎える。「カッコウ」とキレイに鳴くのは オスだけなので 私は男に起こされたわけだ。「気色わる」。

でも 私はカッコウという鳥が好きだ。富士山麓の山中湖にいた時 鳴き声で起こされると すぐに庭に出て 一本の真っ直ぐ伸びた木に目をやる。その木のテッペンに いつもとまっているカッコウは 背筋が伸びて澄んだ空気の中 神々しく見えたものだ。

私に気づくと飛び去るのだが その飛び方がまた美しい。飛び方に特徴のあるカッコウは 見ればすぐにそれとわかる。身体を一直線にして 波の上を音を出さずに平らに滑るサーフボードのよう。朝日を浴びて 少し青みがかって涼しげなのだ。

また カッコウの特徴は 托卵(たくらん)という珍しい習性にある。托卵とは  他の鳥に子供を育ててもらう習性だ。キッズテックの子供たちには真似て欲しくないのだが これはカッコウのずる賢い習性だ。

モズやオナガなどの巣に 親の留守に卵を産みつけ温めてもらう。カッコウのヒナは 他の卵よりも孵化が早いため産まれたヒナは 他の卵を背中に乗せ 外へすべて捨ててしまう。そして育つために餌を独り占めしてしまうわけだ。遺伝子に組み込まれているとは言え すごい習性だ。産まれたばかりでも 餌をあげる仮親よりも大きいという姿は 違和感満載である。そんな状況で懸命に餌をあげ続ける仮親の姿は 滑稽を通り越して感動すらある。世の中の親と言う親が この精神を持っていたら 世の中の子供を巻き込む事件は起こらないことだろう。

実際 カッコウのように 子育てを他人に任すことが出来たら どんなに楽なことであろうか。私たちは 目の前に直面した問題を人任せにせず一つ一つ正面から解決して行くことが 大切だと思った。

そして子供たちにも 何事も人任せにせず 自分で問題を解決して行く力が 社会に出て行くために必要な力であるとわかって欲しいと思う。キッズテックでのカリキュラムが その一助になれば幸だ。
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