みなさんこんばんは
KidsTech蒲田教室の瀧川です。
今年の夏は 異常に暑かった。バスを待っているわずかな時間でも「汗が吹き出し」「クラクラ」する。背中を丸めたカラスが口を開けたまま トボトボと老人のように歩いていたのを思い出した。こんなことを思い出したのは ここのところ少し寒さを感じるようになり 猛暑の夏がなつかしく思えたのであろう。
テレビでは 「暑い夏」を如何に過ごすかの特集が組まれていた。その中にサーモグラフィーを使った実験があった。
日傘を差した人の 頭のテッペンの温度を計ったら３８度。日傘を外してから３分後の温度を計ったら６０度近くにもなった。
それを見ていた私は「こりゃ いかん」と言う事で 即日 日傘デビューとなった。日傘と言っても 普段使いの雨傘を日傘代わりに差すだけなのだが それでもかなり暑さが違う。「もっと早くデビューすれば 良かった」。この日傘デビューだが 昔人である私にはかなり抵抗があった。「男が日傘？」なんていう感情がぬぐえず デビューが遅れた。「常識や固定観念」が邪魔をした。
「常識や固定観念」と言えば もう一つ忘れてはならない出来事が この夏にあった。家の冷房の話だ。家のリビングに 広さと釣り合わない容量の小さなエアコンを４～５年前に付けてしまい 毎年夏には辟易していた。「ケチらずお金を出せば良かった」と自分を責めて ひたすら暑さを「我慢」していたのだが 今年はさすがに我慢できなかった。
エアコンの強さを南極にいるくらいにしても 家の中に暑くていられない。家にいるのが億劫になってくる。ある朝 目覚めてみると家族全員熱中症になる恐怖を覚えて メーカーに調べてもらった。なんと量販店の取り付け作業にミスがあり 取り付けの時点から冷房は効いていなかったというのだ。時々涼しく冷房が効くことがあり 判断が鈍った。そう言えばここ数年 涼しい夏の記憶はなかったではないか。４～５年の間 お金のかかるエアコン型扇風機を使っていたことになる。
さて エアコンが直り 嬉しさのあまり使い過ぎたのか 家で飼っていたツノガエルが死んだ。熱帯生まれのツノガエルには 急激に効いたエアコンは寒すぎたのだろう。
猛烈に暑い夏の日傘から始まった連鎖は ツノガエルの死で幕を閉じた。
「日傘は女性のするもの」や「新品のエアコンは涼しい」と思う常識や固定観念が招いた悲劇だ。情報をうのみにせず 常識という固定観念をはずして考える習慣を身につけねばならない。そもそも私は 人一倍「常識」を疑うタイプなのだが。これからは 子供たちに対してもカリキュラムにも より一層「常識を疑え」精神を実践して行こうと思う。
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