みなさんこんにちは。
武庫之荘教室の幸長です。
幼稚園や保育園では季節・ねらいなどに沿った絵本を選び、読み聞かせをするシーンがよくあります。
ここからは、節分の季節に子どもたちと日本昔話「桃太郎」を読んだときのお話です。
桃からうまれた桃太郎が犬猿キジと一緒に鬼退治にいく誰もが知っている絵本を読み終えたときに、ある子どもが言いました。
「先生、なんで犬猿キジなん?」そこからクラス全員での話し合いに発展しました。
喧嘩しないように同じ動物を3匹連れて行くほうがいい。もっと強そうな動物のほうがいいだろうなど、子どもらしい意見がたくさんでました。
しかし、話し合っていくうちに、同じ動物だけでは弱点も同じだから困るのではないか。
強そうな動物たちばかりで、本当に協力できるのだろうか、という話にもなりました。
話し合った結果出た答えは、犬猿キジは「ちがうから、いい」でした。
違ういきものだからこそ、相手を思いやったり力を合わせようとしたりするのだと。
調べるといろんな諸説もありますが、子どもたちが導き出した答えに、私はとても納得しました。
昔話のなかだけではなく、学校内でも会社内でも違う部分を認め合えることは大切なことだと感じます。
みんなが知っているお話に、こんなすてきなメッセージが含まれているなんて、嬉しい気持ちになりますね。
本日もおつかれさまでした。